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院長の歯科ブログ

Director's Dental Blog

つらい口内炎 その種類や治療法、予防法についてのはなし

口内炎の種類、治療法、予防法について

千葉県船橋市 森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科助手 渡辺奈緒美

 

こんにちは!
千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニック歯科助手の渡辺奈緒美です!

前回は「虫歯になりにくいお菓子の摂り方、選び方とは?」という内容でした!
みなさん読んでいただけましたか??

今回は「口内炎」についてお話をしたいと思います!

みなさんは、口内炎に種類があることをご存知でしょうか?
単に口内炎といっても種類によって治療法や予防法が違うんです。

今回は口内炎の種類やその治療法、予防法についてお話していこうと思います。

 

口内炎の種類

①アフタ性口内炎

アフタ性口内炎は口内炎のなかで最も多いものです。

原因は「ストレス」「睡眠不足」「免疫力低下」「ビタミン不足」などが挙げられます。
また女性の場合「ホルモンバランスの乱れ」「生理前」「妊娠期」にもできやすくなります。

好発部位は、唇の内側、舌、歯茎など粘膜に発生します。
見た目は白っぽい円形で、完治するまでに10日~2週間程度かかります。

 

②カタル性口内炎

カタル性口内炎は身体の健康状態が優れない場合や、物理的な刺激(外傷)を受けた場合に発生しやすい口内炎です。

原因は「体調不良」「疲労」「火傷」「器具の接触」などが挙げられます。

「火傷」は熱いもので粘膜を火傷してしまい、そこから細菌が感染してしまいでるものです。

「器具の接触」に関しては、入れ歯や矯正器具が接触し、粘膜に傷ができてしまい口内炎ができてしまうものです。

③ウイルス性口内炎

ヘルペス性口内炎は主に、乳児(生後6ヶ月~3歳)に出きやすい口内炎です。

原因は「ヘルペスウイルスの感染」で、ヘルペスウイルス感染症の症状のひとつです。

かなり強い痛みが出る上に、舌や歯茎、唇だけではなく、のど付近の粘膜などいたる所にできやすいのが特徴です。

さらに39℃を超える発熱やリンパ節の腫れ、水疱形成や赤く腫れる場合もあります。

また乳児期に感染してした場合、大人になってからも体調不良になった際に発生しやすくなることもあります。

ウイルス性口内炎の場合、いわゆる口内炎の塗り薬は禁忌です。
一般的な口内炎用の軟膏は免疫を抑制する効果があるため、ウイルス性口内炎に塗布すると、逆に症状が悪化することもあります。

ウイルス性口内炎は発症部位や発熱、倦怠感など特徴的な所見を認めることが多いため、そのような症状を認めた場合は早めに歯科医院を受診されることをおすすめします。

 

④カンジダ性口内炎

カンジダ性口内炎は、口腔内でカンジダという「真菌(カビ)」が増殖してできる口内炎です。

中でも最も多いのは、粘膜に白い膜ができる「偽膜性カンジダ症」です。

症状が現れやすい場所は、頬の内側、口蓋、舌です。
また、偽膜を無理に剥がしてしまうと、出血したり赤く腫れたりして範囲が広がってしまう場合があるので注意が必要です。

カンジダは多くの人の口腔内に存在している常在菌の一種で、カンジダが口腔内で過剰に増殖することで発症します。
とくに抗生物質を長期間服用している場合、口腔内細菌の細菌叢が変化し、菌交代現象が起こることで発症します。

カンジダ性口内炎になった場合は、抗真菌薬を服用し、治療が長期間になることもあります。

 

口内炎を予防する、早く治すためのポイントは?

口内炎を予防する、またもし口内炎ができてしまった場合の早く治すためのポイントを挙げてみました。

⭐︎口内炎専用の軟膏を塗る⭐︎
軟膏タイプの塗り薬を患部に直接塗り、殺菌、炎症を抑え、治癒を促す方法です。
1日3~4回、繰り返し塗ると効果的です。
患部が唾液などで濡れていると、軟膏がうまく塗れなかったり、すぐに流れ落ちてしまうこともあるため、患部の水分を拭ってから軟膏を塗布することをおすすめします。
また、軟膏を塗った後はお薬が流れないように30分~1時間は飲食を控えるようにしましょう。

⭐︎うがい薬で殺菌消毒をする⭐︎

口腔内には何百種類もの細菌が常在しています。
さらに外部からも細菌が侵入するので、細菌数を減らして口腔内を清潔に保つことで口内炎を予防したり、治癒を促進するとができます。

⭐︎ビタミンの摂取⭐︎
ビタミンは粘膜の健康維持のために重要な栄養素です。
とくにビタミン
B2、ビタミンCは口内炎予防には重要です。
ビタミンB2は粘膜の保護に、ビタミンCは皮膚や粘膜の結合組織に含まれるコラーゲンの生成にそれぞれ重要な役割を担っています。

・ビタミンCを多く含むもの
野菜:パプリカ、ブロッコリー、かぼちゃ、モロヘイヤ、キャベツ
果物:アセロラ、キウイフルーツ、柿、レモン、いちご

・ビタミンB2を多く含むもの:納豆、ブロッコリー、のり、ひじき、アーモンド

食事で摂取することが難しいという方は、ビタミンサプリメントで補うのもよいと思います。

⭐︎歯科医院でのレーザー治療⭐︎
早期に痛みを軽減させたい、治りを早くしたいという方はこの方法が最も早く、効果的だと思います。

レーザー治療は、口内炎にレーザーを照射して表面のたんぱく質を凝固するという方法です。
場合によって麻酔をすることもありますが、レーザー照射中は少しチクチクする程度で痛みはほとんどありませんし、施術時間も短時間です。

また治療が終わった瞬間から口内炎の痛みや不快感が軽減されます。

ただし、医院によってレーザー治療行っていないところもあるためホームページなどで確認してから受診するとよいと思います。

まとめ

一度できると数日~2週間痛みや不快感が続く口内炎ですが、その種類によって原因や治療法が変わってきます。
一概に口内炎といってもその原因にあった治療を行わなければ、治癒促進どころかむしろ悪化させてしまうこともあるため注意が必要です。

口内炎を予防する、早く治すためのポイントは

♦︎ストレスを溜め込まない
♦︎規則正しい生活とバランスの良い食事
♦︎常に口腔内を清潔に保つ

この3つに気を付けることで口内炎ができにくくなると言えます。

日頃からご自身で意識して気をつけていきましょう!

 

≪追記≫
一見、普通の口内炎に見えても以下の症状、所見がある場合は注意が必要です。

・2週間以上治らない
・小さくならず徐々に大きくなっている
・硬いしこりがある
・軽く触れただけで出血しやすい
・同じ場所に繰り返し発症する

これらの所見を認めた場合、口内炎ではなく他の病気を疑わなければならない場合もあるので、自己判断せず早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

尚、千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニックでは口腔外科学会認定医の院長をはじめ、総合病院歯科口腔外科勤務歴のある歯科医師が在籍していますので、ご心配なことがありましたらお気軽にご相談ください!

千葉県船橋市 森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科助手 渡辺奈緒美

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院長丸林 浩太郎

船橋 森谷歯科クリニック 院長

1980年 福岡県福岡市生まれ。
東京歯科大学歯学部卒業後、7年間口腔外科にて勤務。
2014年からの5年間医院の分院長として勤務したのち、2019年に船橋 森谷歯科クリニック院長に就任。

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歯科医師丸林有紀子

船橋 森谷歯科クリニック 歯科医師

1980年 千葉県船橋市生まれ。
東京歯科大学歯学部卒業後、総合病院や歯科医院にて勤務したのち、森谷歯科医院(船橋 森谷歯科クリニックの前身)を前院長から引き継ぎぐ。
「お口の健康は心と体の健康」として患者様と協力しながら予防や治療に取り組む。

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