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|船橋 森谷歯科クリニック

院長の歯科ブログ

Director's Dental Blog

歯が「キーン!」とすることってありませんか??

こんにちは!
森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/

 

前回は「キシリトールはむし歯にならない」という内容でした。

今はまだ梅雨で最近はそんなに暑い日が続いているという感じはありませんね。むしろ少し肌寒いと感じる日もあるぐらいです。
これから梅雨が明けて本格的な夏が始まると、かき氷やキンキンに冷えた飲み物など冷たいものを食べたり飲んだりする機会が増えますよね!

ちなみに私はキンキンに冷えたビールが大好物です!( ̄∇ ̄)
でもそんな冷たいものを食べたとき、歯が「キーン!」とすることってないですか??

痛いんですよねぇ、アレ…(>_<)

タイトルにもあるように、今回は「歯のキーン!」についてお話ししようと思います。

「歯のキーン!」の原因は、みなさんご存じ「知覚過敏」です(゚ω゚)

もちろんその歯がむし歯になってしまっていることもあるんですが、むし歯になっていない場合も結構多いんですよね。

 

むし歯じゃないのに歯がしみる…それが「知覚過敏」です!!

 

ではなぜむし歯じゃないのに冷たいものがしみるのでしょうか?そしてその原因は何なのでしょうか?

さらに知覚過敏にならないためにはどうしたらよいのでしょうか?もし知覚過敏になってしまったら??

そのあたりを今回はお話ししていこうと思います。

 

まずは知覚過敏の病態、つまり歯がどういう状況になっているのかを知ることからです。

知覚過敏とはわかりやすく言うと「歯に刺激が伝わりやすくなっている状態」ということです。

なぜ刺激が伝わりやすくなるかというと、いくつかの原因が考えられます。

 

①歯周病で歯ぐきが退縮してしまっている(歯ぐきが下がっている)

②歯ブラシで歯ぐきを強くこすりすぎて歯ぐきが退縮してしまっている

③歯ぎしりや食いしばりがあり歯の表面が削れてしまっている

 

①と②はどちらも歯ぐきが下がってしまい、本来歯ぐきに埋まっている歯の根の部分が露出し、知覚過敏を起こしているというものです。③は歯ぎしりや食いしばりを長い期間していると、歯の歯茎に近い部分に力がかかり、歯の表面の組織(エナメル質)がこわれて剥がれ落ちてしまい、知覚過敏を起こしているというものです。

 

歯は3層構造になっていて、歯の頭の部分(お口の中に見えている部分)の一番外側はエナメル質、真ん中に象牙質、一番内側に歯髄(歯の神経)となっています。歯の歯茎の下に埋まっている部分(歯根)の表面はエナメル質の代わりにセメント質という組織で構成されています。

一番外側のエナメル質には神経が通っていないので、触っても痛みは感じません。そもそも一番外側を触って痛かったら、食事どころの話ではないわけですが…

しかし真ん中の象牙質は触ったり風がかかったりすると痛みを感じます。象牙質にあるたくさんの細い管を通じて神経が刺激されるからです。一番内側の歯髄は神経ですので、もちろん触ると激痛を感じます。セメント質はエナメル質と比べると、とても削れやすいという特徴があり、厚みもエナメル質の1/3程度しかありません。

物は厚みが薄いほど温度を通しやすいですよね。歯も同じで、薄いほど温度を通しやすくなります。

残念ながら歯はどんな刺激も痛いと感じるようになっていて、冷たい、熱い、触られている、押されているなど皮膚で感じられる感覚すべてを痛いと感じてしまいます。

 

だいたいわかってきましたか?

 

つまり、歯周病や歯ブラシ圧が強すぎて歯ぐきが下がってしまえば、セメント質が露出します。セメント質は薄いうえに柔らかく削れやすいので、象牙質に外からの冷たいなどの刺激が伝わりやすい、また、歯ぎしりや食いしばりでエナメル質が剥がれ落ちてしまえば、エナメル質の厚みが薄くなってしまうので、象牙質に刺激が伝わりやすくなってしまうんです。

結果「冷たいものがしみる!」ということになるわけなんです(´д` )

 

でもこれらはむし歯ではありません!∑(゚Д゚)

 

「こんなにしみてるのにむし歯じゃなかったんですか!?∑(゚Д゚)‼︎」

と患者さまから言われることも多々あります。

 

では知覚過敏にならないための予防法はないのでしょうか?またもし知覚過敏になってしまった場合、どのような治療法があるのでしょうか?

 

これらについては次回お話ししますね。

 

新クリニック建設は順調に進んでいます。

内装はだいたい7~8割程度の完成度です。

外構はこれから足の悪い方やベビーカーの方でも入りやすいようにスロープが作られていく予定になっています。来週には最後の大きな機器である、マイクロスコープが個室診療室に設置される予定です!

今はこのプレサイト内でブログを書いていますが、本サイトのデザインやコンテンツも急ピッチで打ち合わせ中です!

たくさんのことが同時進行で進んでいます。

もうしばらくかかりそうですが、すべてが患者さまの満足できるようなものになるようにがんばります!o(^-^)o

 

それでは(^-^)/

森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎

 

私たちが記事を書いています!

院長丸林 浩太郎

船橋 森谷歯科クリニック 院長

1980年 福岡県福岡市生まれ。
東京歯科大学歯学部卒業後、7年間口腔外科にて勤務。
2014年からの5年間医院の分院長として勤務したのち、2019年に船橋 森谷歯科クリニック院長に就任。

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歯科医師丸林有紀子

船橋 森谷歯科クリニック 歯科医師

1980年 千葉県船橋市生まれ。
東京歯科大学歯学部卒業後、総合病院や歯科医院にて勤務したのち、森谷歯科医院(船橋 森谷歯科クリニックの前身)を前院長から引き継ぎぐ。
「お口の健康は心と体の健康」として患者様と協力しながら予防や治療に取り組む。

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