


Director's Dental Blog
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
ILSC即時荷重研究会 理事
千葉県船橋市 船橋森谷歯科クリニック 院長
歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 田久保優
こんにちは!船橋森谷歯科クリニック、歯科衛生士の田久保優です。
前回のお話は「春と夏に気をつけたい口腔内環境について」というお話でした。
今回は、むし歯になりやすい習慣を分かりやすく解説し、今日から見直せるポイントをお話していきたいと思います。
むし歯は誰にでも起こりうる身近な病気ですが、その多くは日常生活の中に潜む「習慣」によって引き起こされています。
特別なことをしていなくても、知らないうちにむし歯のリスクを高めてしまっているケースは少なくありません。
「ちゃんと歯みがきしているのにむし歯になる」というご相談をよくいただきます。
その原因は、歯みがき以外の生活習慣にあることが多いのです。
目次
むし歯は「細菌」「糖分」「歯の質」「時間」の4つの要素が重なることで発生します。
口の中には多くの細菌が存在し、その中でもむし歯の原因となる菌は、糖分を分解して酸を作り出します。
この酸が歯の表面を少しずつ溶かすことで、むし歯が進行していきます。
とくに重要なのが「時間」です。糖分が口の中に長く留まるほど、歯が酸にさらされる時間も長くなり、むし歯になりやすくなります。
つまり、「何を食べるか」だけでなく「どう食べるか」が非常に重要なのです。
ダラダラ食べる習慣
間食を長時間にわたって続ける「ダラダラ食べ」は、むし歯リスクを大きく高めます。
食事の回数よりも、口の中に糖分がある時間が長いことが問題です。
たとえば、仕事の合間にお菓子を少しずつ食べ続けたり、長時間にわたって飲み物を口にしている状態は、常に歯が酸にさらされている状態になります。
甘い飲み物の頻繁な摂取
ジュースやスポーツドリンク、加糖コーヒーなどには多くの糖分が含まれています。
とくにペットボトル飲料を少しずつ飲み続ける習慣は注意が必要です。
一見健康的に思える飲み物でも、糖分が含まれている場合はむし歯の原因になります。
寝る前の飲食
就寝中は唾液の分泌量が減少し、口の中の汚れを洗い流す力が弱くなります。
そのため、寝る前に食べたり飲んだりすると、むし歯が進行しやすい環境になります。

歯みがきの回数・タイミングが不十分
1日1回しか歯みがきをしない、食後に磨かないといった習慣は、プラークが蓄積しやすくなります。
とくに重要なのは就寝前の歯みがきです。
磨き残しが多い
歯と歯の間や奥歯、歯ぐきとの境目は磨き残しが起こりやすい部分です。
歯ブラシだけでは完全に汚れを落とすことは難しく、フロスや歯間ブラシの併用が重要です。
自己流のブラッシング
力を入れてゴシゴシ磨くと、汚れが落ちるどころか歯や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
正しいブラッシング方法を知ることが大切です。

唾液の分泌量の低下
唾液には、口の中を中和し細菌の働きを抑える重要な役割があります。
しかし、ストレスや睡眠不足、口呼吸などによって唾液の量が減ると、むし歯リスクが高まります。
不規則な生活
食事時間がバラバラだったり、夜遅くに食事をとる習慣は、口の中の環境を悪化させます。
規則正しい生活は、全身の健康だけでなく口腔内の健康にも影響します。
定期検診を受けていない
むし歯は初期の段階ではほとんど症状がありません。
そのため、痛みが出てから受診すると、すでに進行しているケースが多いです。
定期的な検診によって、早期発見・早期治療が可能になります。
食習慣の見直し
間食の時間を決め、ダラダラ食べを避けることが大切です。
また、糖分の多い飲み物を飲んだ後は、水やお茶を飲んだり、軽くうがいをするようにしましょう。
正しい歯みがき習慣
1日3回食後の歯みがきを習慣化し、特に就寝前は丁寧に行いましょう。
フロスや歯間ブラシを使うことで、むし歯予防効果が高まります。
定期的な歯科検診
歯科医院での定期検診は、セルフケアでは防ぎきれないリスクをカバーします。
3か月に一度の受診がおすすめです。
むし歯は日々の何気ない習慣によって引き起こされます。
しかし裏を返せば、習慣を見直すことで十分に予防できる病気でもあります。
「しっかり歯みがきしているのにむし歯になる」と感じている方は、ぜひ今回ご紹介した習慣を振り返ってみてください。
小さな改善の積み重ねが、将来の大きな健康につながります。
毎日の生活の中でできることから、少しずつ意識していきましょう。
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
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ILSC即時荷重研究会 理事
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歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 田久保優
