Director's Dental Blog
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
ILSC即時荷重研究会 理事
千葉県船橋市 船橋森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 高波可奈子
こんにちは!
千葉県船橋市の歯医者、船橋森谷歯科クリニック歯科衛生士の高波可奈子です。
前回は、『洗口液の特徴やその効果』についてお話ししました。
当院で扱っているハビットプロは殺菌力が高く使いやすい洗口液ですので、お子さまから大人の方まで幅広くお使いいただけます✨
ぜひ一度試してみてくださいね
さて、今回はみなさん一度は体験したことがある知覚過敏についてお話していこうと思います。
冷たいものを飲んだ時、歯を磨いている時や冬の外出時など
ふとした時に「あれ?歯がしみる!」と思ったことはありませんか?
歯の知覚過敏は、歯が特定の刺激に対して敏感に反応する状態を指します。
一般的な症状は、歯に冷たい、熱い、甘い、酸っぱいなどの刺激を受けたときに鋭い痛みや違和感を感じることです。
歯がしみるにはいろいろな原因が考えられますが、よくある症例として
①歯茎が腫れている
②むし歯になっている
③歯の根元が露出している
などが挙げられます。
ひとつずつ順番にお話ししていきますね。
①歯茎が腫れている
歯磨きで汚れが取りきれずお口の中に汚れが残ってしまうと、歯茎が炎症を起こして歯のきわにあたる歯茎が腫れてきます。
腫れた部分には隙間ができ、そこから刺激が入りやすくなると痛みを感じたり歯がしみやすくなります。
一時的なものであれば、適切な歯磨きで改善されてくることが多く、そのためには正しい歯磨きを身につけることが大切です。
船橋森谷歯科クリニックでは染め出しを行い、患者さまの苦手な部分をみながら歯磨きの確認をしています。
歯茎の腫れによる知覚過敏でお悩みの方は、一度歯科医院で歯みがきの見直しをしてみることもおすすめです。
②むし歯になっている
むし歯によって歯の表面のエナメル質が溶けて、さらに進行するとむし歯が象牙質(エナメル質の下の層)まで達します。
それによって冷たいものがしみたり、さらに神経近くまでむし歯が進行すると、熱いものまでしみるようになることがあります。
その場合はできるだけ早めの治療が必要になります。
そのまま放置しておくと、むし歯がさらに進行し神経を取る治療が必要になったり、最悪抜歯になる可能性もありますので、早めに歯科医院を受診しましょう。
③歯の根元が露出している
歯の表面はエナメル質という層で覆われていて、その一層下には象牙質という層があります。
本来であれば象牙質の層は歯茎に覆われて守られていますが、歯ブラシの力が強すぎたり、噛む力が強い方の場合、歯の根元が削れて歯茎が下がってきてしまうことがあります。
それによって象牙質が露出し、外部からの刺激を受けることで歯がしみやすくなるのです。
このような場合、歯科医院ではしみ止めのお薬を塗布したり、露出した根元を樹脂性の材料(コンポジットレジン(CR))で埋めることで歯がしみる症状を緩和させることができます。
くいしばりや歯ぎしりによる力が強い方の場合だと専用のマウスピースを使用していただくことで歯が削れてしまうのを防ぐことができます。
また軽度の場合であれば市販の歯磨き粉でも、しみどめの成分が入っているものを継続してお使いいただくことで症状が緩和されることがあります。
歯がしみるのを緩和させる効果のある成分は以下の2つです。
・硝酸カリウム・・・歯髄神経の過敏性を低減し、知覚過敏の症状を防ぐ
・乳酸アルミニウム・・・象牙細管(象牙質にある細かい穴)を塞いで外部からの刺激を緩和させる
これらの成分が入っているものが主に市販されています。
船橋森谷歯科クリニックではこの両方の成分が入った歯磨剤(ヒスケアジェル)の取り扱いがあり、知覚過敏の予防にも効果的なものになっていますのでお気軽にお問い合わせください。
いかがでしたか?
そのほかにかぶせ物の下がむし歯になってしまっている場合や酸蝕症、ホワイトニング後の知覚過敏など、さまざまなものが歯がしみる原因として考えられます。
自分ではなかなか原因を突き止めるのが難しい場合もありますのでしばらく検診に行かれていない方は、一度歯科検診を受けてみてはいかがでしょうか?
知覚過敏に関する記事はこちらの過去ブログもご参照ください◎
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