Director's Dental Blog
千葉県船橋市 森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科助手 水野杏菜
こんにちは!
千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニックの歯科助手、水野杏菜です。
前回は、タバコがもたらす歯や歯茎への影響とは!?という内容のお話でした。
今回は、歯の役割についてお話したいと思います。
「歯の役割」と聞いて思いつくことはなんですか?
誰しも最初に思いつくのが食べ物を噛むことだと思います。
実は歯には噛むこと以外にもたくさんの役割があります!
例えば、
・歯ざわりや歯ごたえを楽しむ
・発音を助ける
・顔の形を整える
・表情を作る
などです。
むし歯で歯に痛みがあると、うまく食べものを噛むことができないことがあると思います。
うまく噛めないことで噛み合わせが悪くなると頭が痛くなったり、肩が凝ったり、睡眠不足になったりと身体全体への悪影響がおこります。
また、歯は体の姿勢やバランスを保ったり、食べものを噛むことで脳に刺激を与えるなど、健康な暮らしでも重要な役割を果たしています。
歯の本数が少ないと、食べ物を細かく噛み砕くことができなくなり、消化器官への負担が高まったり、栄養の吸収を妨げることにもつながります。
みなさんは現在お口の中に何本の歯があるかご存知ですか?
永久歯は28本で親知らずを含めると合計32本になります。
歯は、大きく分けると前歯と奥歯に分かれます。
さらに前歯は切歯と犬歯に分けられ、奥歯は小臼歯と大臼歯に分けられます。
それぞれの本数と役割は以下の通りです。
・切歯
切歯は上下8本ずつあります。
顔の印象が決まる歯で、食べ物を適度な大きさに噛み切る役目があります。
発音にも大きく関与しています。
・犬歯
前から3番目の位置にある先が尖った歯です。
食べ物を切り裂く役割があり、他の歯よりも根っこが長く強度があります。
みなさんもお肉を食べるときに犬歯で噛み切ることがあるのではないでしょうか?
・小臼歯と大臼歯
小臼歯は上下左右で2本ずつの計8本、大臼歯も上下左右で2本ずつで計8本ありますが親知らずを含めると計12本になります。
親知らずは人によって生える時期や生え方に差がある歯です。
臼歯の中で1番はやく生えてくる歯は前から6番目の歯で、6歳頃に生えてくるため6歳臼歯とも言われています。
臼歯は食べ物を噛み砕いたり、すり潰したりする役割があります。
これらの歯の中で最もむし歯になりやすい歯はどれだと思いますか?
正解は大臼歯です!
奥に生えるため、歯磨きが難しいということ、噛み合わせの面の溝が複雑で汚れが溜まりやすいということがその理由です。
どんな歯磨きがいいかというのは、以前の正しい歯みがき法のブログの中でお話しているので読んでみてくださいね。
歯は食べ物を咀嚼することだけではなく、その状態によってはからだ全体の健康に影響を及ぼすこともある組織です。
スポーツの一流アスリートの間では、歯を大切にすることが常識となっています。
しっかりと噛めるということは、脳への血流を活発にして集中力を高め、より瞬発力を発揮することに繋がります。
また歯と歯がきちんと咬みあうことは、頭の位置が固定され腰の位置も安定するのでバランス感覚に影響します。
食事をする時は味や歯ごたえに意識が向いてしまいがちですが、歯の役割を意識しながら食事をしてみるのも面白いかもしれません。
1本1本の歯を大事にすることは結果的にからだの健康に繋がり、健康的な日常生活にも繋がっていきます!
森谷歯科クリニックでは、予防歯科に力を入れており、ほぼすべての患者さまに”染め出し”を行っています。
磨き残し(=歯垢(プラーク))を染め出すことで、歯科衛生士による患者さま一人ひとりにカスタマイズした歯磨き指導を行うことができます。
1本でも多くの歯を残すためには、歯医者さんでの定期検診とお家での歯みがきがとても大切です。
歯石取りや定期検診だけでも受診していただくことも可能です。
スタッフ一同お待ちしております。
千葉県船橋市 森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科助手 水野杏菜
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