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院長の歯科ブログ

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歯のクリーニングと定期検診の重要性

歯のクリーニングと定期健診の重要性とは

公益社団法人  日本口腔外科学会  認定医
公益社団法人  日本口腔インプラント学会  会員
非営利活動法人  日本顎咬合学会  会員
ILSC即時荷重研究会  理事
千葉県船橋市  森谷歯科クリニック  院長
歯科医師  丸林浩太郎

こんにちは。千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニック院長の丸林浩太郎です。
前回のブログでは口内炎を早く治すポイントについてお話ししました。
≪前回ブログ『歯医者が教える口内炎を早く治すポイントはこれ!』はこちら

今回は歯のクリーニング(歯石取り)と定期健診の重要性についてです。
最近は健康志向も高まり、お口の中に気を配っている人も増えてきましたね。

森谷歯科クリニックでも定期健診やクリーニングをご希望される患者さまも多くいらっしゃいます。
歯の定期健診や歯石を除去することは予防歯科の観点でもとても重要です。

≪関連記事『3か月ごとの検診と歯みがき 大事なのは??』はこちら

 

そもそも歯石の正体とは?

歯石をとることはとても大切ですが、そもそも歯石はなぜついてしまうのでしょうか?

歯石は細菌の塊です。
歯石は歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムなどと結びついて析出して歯面に付着したものです。

歯垢は細菌の塊ですので、歯石も細菌の塊なのです。
しかし、歯石は歯面に強固に付着しているため、歯磨きでは除去できません。
したがって歯石が付着してしまったら、歯医者さんに行って除去してもらう必要があるのです。

≪関連記事『歯垢とプラークと歯石のお話』はこちら≫

 

歯磨きしてるのに歯石がつくのはなぜか?

みなさん毎日歯磨きしていますか?
おそらく100人に聞いたらほぼ全員が1日1回以上は歯磨きをしていると答えるのではないでしょうか。

毎日歯磨きをしているのになぜ知らないうちに歯石がついてきてしまうのでしょうか?

先述しましたように歯石の大元は歯垢です。
歯垢をしっかり落とせていれば理論的には歯石はつかないということになります。
逆に言うと、歯石がつくということは歯磨きで歯垢がしっかりと落とせていないということです。

つまり条件が同じだった場合、上手に歯磨きができていれば歯石はつかないし、上手に歯磨きができていなければ歯石がつきやすいのです。

 

歯石を取らないとどうなる?

先ほども書きましたように歯石は歯垢(細菌の塊)が元なので、取らなくていい理由はありません。

お口の2大疾患であるむし歯、歯周病の原因は細菌です。
したがって歯石がついているということは細菌が付着しているのと同じことなのです。
歯石は歯磨きでは落とせないため、”歯石がついている=歯磨きをしても細菌は付着したまま”と言っても過言ではありません。
歯石がついたままだと歯茎の炎症は治まらず、歯茎の腫れや出血が続きます。
そして最終的には歯周炎(いわゆる歯槽膿漏)になり、最悪の場合抜歯になってしまうことも考えられます。
歯石は知らない間に付着し、自覚症状がほぼないのが厄介なところですよね。

 

3か月毎のクリーニングは必要か?

3か月ごとに歯医者さんに通ってクリーニングをしてもらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかしなぜ3か月ごとなのかを理解されていない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

おそらく
「歯医者さんに3か月ごとに検診に来るように言われたから。」
という方が多いのではないでしょうか?

実は3か月ごとというのにはしっかりとした理由があるのです。

それは「一度歯医者さんで歯周病治療を行い、その後しっかりとセルフケアした場合でも3か月後には歯周病菌の数が元に戻ってしまう」という論文があるのです。

またどうしても歯ブラシなどの清掃機具が届かず、取り除けない細菌というのが存在します。
その細菌が3か月停滞すると、病原性をもつ細菌に変化してしまうのです。

ですのでどんなにきれいに保てている方でも3~6か月ごとに検診を受けて、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが推奨されています。

 

まとめ

いかがでしたか?
歯石は症状なく気が付いたらついてきています。
これはどうしても歯磨きだけでは磨き残しがあり、それが歯石となって少しずつついてくるためです。

実際に症状が出てからでは手遅れになってしまうことも多くあります。
むし歯、歯周病はしっかりと予防し、症状が出る前に歯医者さんに診てもらうことが大切です。

森谷歯科クリニックでも3か月ごとの検診を推奨しています。
森谷歯科クリニックでは定期検診(メンテナンス)に移行するまでに歯科衛生士によるブラッシング指導を徹底的に行います。
そして定期検診のたびに歯茎の検査、歯垢の染め出しを行い、磨き残しのデータを取ります。
そのデータをもとに患者さまのその時の歯磨きの状態に合わせたブラッシング指導を行います。

≪関連記事『歯医者さんでの歯磨き指導ってそんなに大事なの?』はこちら

そのため、森谷歯科クリニックに定期検診でお越しいただいている患者様は歯石の付着が非常に少ないと思います。
歯石の付着が少なければクリーニングも当然のように1回の受診で終わるため、クリーニングのために何度も通う必要がありません。
また、徹底したブラッシング指導と患者さまがそれを実践してくださることで定期検診にお越しいただいている患者さまの口腔内は非常に良好な状態を維持しています。

このブログを読んでいただいた方で3か月以上歯医者さんに行っていないという方は、ぜひ歯石をとってもらいに歯医者さんに行っていただきたいですね。

それでは!

公益社団法人  日本口腔外科学会  認定医
公益社団法人  日本口腔インプラント学会  会員
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院長丸林 浩太郎

船橋 森谷歯科クリニック 院長

1980年 福岡県福岡市生まれ。
東京歯科大学歯学部卒業後、7年間口腔外科にて勤務。
2014年からの5年間医院の分院長として勤務したのち、2019年に船橋 森谷歯科クリニック院長に就任。

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歯科医師丸林有紀子

船橋 森谷歯科クリニック 歯科医師

1980年 千葉県船橋市生まれ。
東京歯科大学歯学部卒業後、総合病院や歯科医院にて勤務したのち、森谷歯科医院(船橋 森谷歯科クリニックの前身)を前院長から引き継ぎぐ。
「お口の健康は心と体の健康」として患者様と協力しながら予防や治療に取り組む。

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