Director's Dental Blog
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
ILSC即時荷重研究会 理事
千葉県船橋市 船橋森谷歯科クリニック 院長
歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 高波可奈子
こんにちは!
千葉県船橋市の歯医者、船橋森谷歯科クリニック、歯科衛生士の高波可奈子です。
前回のブログは「フッ素はなぜ歯にいいのか?」という内容でした。
今回は「シーラント」についてお話ししたいと思います。
皆さんシーラントという言葉を聞いたことはありますか?
お子さんがいらっしゃる方は既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
シーラントは、歯の深い溝部分にプラスチックの材料を流して溝を埋めるむし歯の予防処置のことです。
シーラントをすることで歯ブラシが届きづらい歯の溝(むし歯になりやすい部分)に汚れが入りにくくなり、むし歯の予防に効果が期待できます。
とくに乳歯や生えてきたばかりの永久歯は組織的に幼弱でむし歯になりやすいため、むし歯になる前にシーラントをするのがおすすめです。
・むし歯を予防できる
汚れが付きやすく歯ブラシが届きづらい部分を先に埋めておくことで、汚れが付きにくくなり、むし歯の予防ができます。
・歯を削らずに処置できる
むし歯になってしまうと歯を削らなくてはなりませんが、シーラントの場合は歯を削ることはありません。
お子さんでもむし歯の治療に比べると抵抗が少なく処置を受けていただけます。
・フッ素の徐放効果
船橋森谷歯科クリニックで使用しているシーラントはフッ素徐放効果のあるものを使用しています。
フッ素塗布と併せてより高いむし歯の予防効果を発揮します。
・むし歯を100%予防するものではない
シーラントはむし歯の予防に効果的ではありますが、むし歯を100%予防するものではありません。
日頃の歯みがきが不十分だと、シーラントをしていたとしても当然むし歯になってしまいます。
予防処置をしたうえで、お家での歯みがきもしっかり行いましょう。
・取れてしまうことがある
シーラントは歯を削らない代わりに接着力が弱いというデメリットがあります。
場合によっては知らないうちに取れてしまうこともありますので、定期的に歯科医院で確認してもらいましょう。
・お口を長くあけていられない場合処置が難しい
シーラントを行う際、お口の中をよく乾燥させた状態で処置を行います。
処置中は風を当てたりお水で流すということもしていきますが、その間お口は開けた状態を維持して奥必要があるため、まだ小さいお子さんや練習が必要なお子さんの場合は処置ができないことがあります。
個人差はありますが、大体5~6歳頃にシーラントを始めることが多いです。
シーラントとは、歯の深い溝部分にプラスチックの材料を流して溝を埋める処置のことです。
歯ブラシが届きづらい溝(むし歯になりやすい部分)に汚れがつきにくくなり、むし歯の予防に効果的と言われていますが、日頃の歯磨きが疎かになってしまうと当然むし歯になってしまいます。
また、シーラントは歯を削らない代わりに接着力が弱い部分があり、知らないうちに欠けたり取れてしまうことがあります。
そのままにしてしまうとむし歯のリスクが高くなってしまうので、定期的に歯科検診を受けてお口の中をチェックしてもらいましょう。
歯科検診やシーラントが気になる方は、お気軽にお問い合わせください。
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
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