Director's Dental Blog
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
ILSC即時荷重研究会 理事
千葉県船橋市 船橋森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 中島里佳
こんにちは!
千葉県船橋市の歯医者、船橋森谷歯科クリニック歯科衛生士の中島里佳です。
前回は、『歯の健康と健康寿命の関係について』お話をしました。
今回は神経の無い歯を白くする、ウォーキングブリーチについてお話しします。
「以前神経の治療をした歯が黒く変色してきてしまった」
というお悩みを患者さまからよく伺います。
そんな方にはウォーキングブリーチが効果的です。
健康な歯の中には神経と血管も通っています。
神経を取るということは同時に歯の中の血管も取ることになり、血液の循環がなくなるため残留した血液の成分や変色したコラーゲン等が蓄積されたままになってしまうため、歯の色が変色してしまいます。
ウォーキングブリーチとは、外傷や虫歯によって歯の神経がなくなってしまった歯に行うホワイトニングです。
神経のない歯は内側から変色しているため、歯の外側に薬剤を塗る通常のホワイトニングでは効果は得られません。
したがって、歯の内側から穴を開け歯の中に高濃度の薬剤を入れ内側から白くする方法で行います。
1 歯の状態を確認する
ウォーキングブリーチを行う前に虫歯がないか、神経をとった歯の根の先に問題は無いかなど、しっかりと確認をします。
もし虫歯があったり、根の先が膿んだりしていた場合はウォーキングブリーチの前にそれらの治療を行う必要があります。
2 歯の中に漂白剤を入れる
歯の裏側、または歯の噛み合わせの面から穴を開け中に薬剤を入れます。
3 漂白剤の交換
1〜2週間ごとに薬剤を交換し、納得のいく効果が得られるまで2~3回繰り返します。
4 詰め物で蓋をする
白くなったら歯の中の漂白剤を取り除き、プラスチックの材料(レジン)で蓋をします。
メリット
・できるだけ自身の歯を残しながら白くできる
・痛みが出にくい
・セラミックなどの被せ物にするよりも安価
デメリット
・後戻りがある
・どこまで白くなるかはやってみないと分からない
・複数回通院する必要がある
神経のない歯を白くする場合、歯を削ってかぶせ物にすることが多いですが、ウォーキングブリーチは自身の歯を削ることなく、セラミックなどのかぶせ物にするよりも安価に白くすることができます。
ウォーキングブリーチを行うのに十分な歯質が残っているか、神経の治療が完了しているかなど治療を行うための条件もあるため一度歯科医院での検査が必要です。
神経のない歯の変色にお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください!
ウォーキングブリーチ 3回1セット 歯1本につき ¥15,000-(税込)
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
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