Director's Dental Blog
子供の指しゃぶりについて公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
ILSC即時荷重研究会 理事
千葉県船橋市 船橋森谷歯科クリニック
院長 歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 大谷友花
こんにちは!千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニック歯科衛生士の大谷友花です。
についてお話ししました。
みなさん、お子さんが指しゃぶりをしていて気になったことはありませんか?
この年齢で指しゃぶりをしていていいのか?いつまでにやめさせるべきか?など悩んでいる方も少なくないと思います。
今日はそんな指しゃぶりについてお話ししていきます。
指しゃぶりは一般的には、2ヶ月〜4ヶ月頃からし始めるとされています。
この時期は吸啜(きゅうてつ)反応によるものなので、無理にやめさせる必要はありません。
吸啜反応とは、口に入ってきたものや、口に触れたものを無意識にくわえて吸いつこうとする反応です。出生時から見られ、生後6ヶ月〜12ヶ月で消失します。
一般的に指しゃぶりは3歳〜4歳くらいになると自然に消えていくと言われています。
4歳になっても指しゃぶりを続けている場合は対策をしていきましょう。
指しゃぶりによって起きる不正咬合には“上顎前突“と“狭窄歯列弓“と呼ばれるものがあります。
上顎前突とは一般的に出っ歯と呼ばれる歯並びです。
指しゃぶりで親指の腹の部分で前歯が上前方に押し続けられることで、上の前歯が前に出てきてしまいます。
また上下の前歯が噛まない開口と呼ばれる不正咬合も引き起こされる可能性があります。
狭窄歯列弓とは歯列の幅が狭くなる歯並びのことです。
歯列(アーチ)は通常U字ですが、指しゃぶりの吸われる力によってほっぺたを奥歯が押してしまい、V字のようになってしまいます。
指しゃぶりの原因には次のようなものがあります。
①赤ちゃんの吸啜反応(お口の周りに触れたものに吸い付く反応)
上記にある通り、赤ちゃんの反射によるもので自然と消えていくものなので、無理にやめさせる必要はありません。
②癖になってしまっている
いつまでも辞められない指しゃぶりは癖になってしまっている可能性があります。
③安心感を得ようとしている
指しゃぶりは、お母さんのおっぱいを吸っている感覚と同じなので心を安らぐために行います。
①優しくお話しする。
お話が理解できる年齢になったら、やめる理由を優しく話してみたり、指しゃぶりの本などを読み聞かせしてみましょう。
指しゃぶりを止めることができた時はたくさん褒めてあげましょう!
②手遊びや外遊びをする。
暇な時などに指しゃぶりをしてしまうお子様も多いです。
手遊びや外遊びなどの時間を増やすと遊びに夢中になり指しゃぶりを減らすことができます。
③寝る時に手を繋ぐ。
日中はしなくても寝る時に指しゃぶりをやめられないお子様もいます。
寝つくまで手を繋ぐと安心して指しゃぶりせず寝てくれる子が多いようです。
④指しゃぶり対策グッズを使用する。
指しゃぶり対策グッズなどもあります。
手袋や、絆創膏、マニキュアなどがあります。
手袋…親指だけが覆われている手袋などがあります。お口の中に入れるとゴワゴワし、指しゃぶりをしにくくなります。お口に入るものなので洗濯できる衛生的なものをおすすめします。
絆創膏…口に入れた時、違和感を感じて口に入れにくくなります。また、お子様が好きなキャラクターの絆創膏を貼ってお口に入れないようにする方法もあります。
マニキュア…普通のマニキュアと違い、苦い成分が含まれているマニキュアがあります。指しゃぶりや爪噛み対策としても使われています。お口に入っても大丈夫な成分で作られているものを確認して使用してください。
指しゃぶりは、3歳までは自然な行動でほとんどの赤ちゃんに見られるので無理に辞めさせる必要はありません。
ですが、4歳以上になっても続く場合や癖になっている場合は歯並びなどに影響が出てくる可能性があるので、辞める対策を始めていきましょう。
船橋森谷歯科クリニックでも、お子様の指しゃぶりの相談や、指しゃぶりで気になる歯並びなどの相談を行っています。
お子様の指しゃぶりや、歯並びなど気になることがあればお気軽にご相談下さい!
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
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