Director's Dental Blog
公益社団法人 日本口腔外科学会 認定医
特定非営利活動法人 日本顎咬合学会 会員
公益社団法人 日本口腔インプラント学会 会員
ILSC即時荷重研究会 理事
千葉県船橋市 船橋森谷歯科クリニック 院長
歯科医師 丸林浩太郎
歯科衛生士 高波可奈子
こんにちは。
船橋森谷歯科クリニック歯科衛生士の高波可奈子です。
前回は歯垢の染め出しについてお話しました。
気になる方はぜひ一度やってみてくださいね☺️
今回はお口の中のむし歯菌についてお話したいと思います。
みなさんはいつからお口の中にむし歯菌が住みつくようになったかご存知ですか?
気づいた時にはむし歯ができてたという方がほとんどではないでしょうか。
むし歯菌は主に唾液や食器などを介して感染し、2歳半から3歳までのあいだにお口の中に定着すると言われています。
つまりそれまでの間お口の中にむし歯が少ない状態を保てると、大人になってからもむし歯になりにくい口腔内をつくることができるんです!
では、どうすればむし歯菌の定着をできるだけ減らすことができるのでしょうか?
①食器を分ける
むし歯菌がうつる原因のひとつとされているのが主に食器についた唾液です。そのほかにも会話による飛沫、キスなどがよく挙げられていますね。
食事を与える時に息をかけて冷ますことも飛沫による感染の原因となります。
できるだけ食器を分けたり回し飲みはしないようにしましょう。
②家族の口の中を清潔に保つ
実際の生活では会話をしても唾液の飛沫はありますし、なかなか完璧に防ぐというのも難しい所があると思います。
そういった点からも、お子さんへむし歯菌が移ってしまうリスクを減らす為にご家族のお口の中を清潔に保つことはとても重要です。
実際に自分のお口の中に対する意識が高い親御さんとお子さまの意識は比例することが多いようです。
どのようにケアすればいいのか、ケアしないとどうなるのかを知っているのと知らないのとでは、やはり意識が変わってきます。
また、時間を決めた間食のとり方(食習慣)や、食後の歯磨きの習慣をもつことも大切です。
家族が正しい知識や習慣をもつことでお子さまのお口の中を守ることができるのです。
③正しいブラッシングを行う
子どもの歯が生えて色々なものを食べ始めるようになる1歳半から2歳半にかけては、むし歯のリスクが高くなると言われています。
お口の中に汚れが長く留まると、その部分からむし歯菌が増殖していきます。
せっかく毎日歯磨きをしていても、お子さまのお口や歯のサイズに合わない歯ブラシを使っていると汚れが充分に取りきれず歯石がたくさんついてしまっていたり、むし歯になってしまうことが多いです。
親御さんが行うお子さまへの歯磨きであれば、先が小さいタフトブラシがおすすめです。
小さく小回りがきくため歯と歯の間などの細かいところも磨きやすくなります。
ドラックストアでも販売しているところが最近では増えてきましたので、ぜひ試してみてください。
④定期的なフッ素塗布
子どもの歯や、生えてきたばかりの大人の歯、とくに大人の歯が生えてからの約2年間は歯の組織が未熟でむし歯になりやすい状態です。
そこでフッ素を作用させると、効果的にフッ素を吸収してむし歯菌に強い歯をつくることができます。
大体歯が生え始める生後6ヶ月から、大人の歯が生え揃った15、6歳前後のお子さまにフッ素を塗ってあげることでフッ素の効果を発揮しやすくなります。
・家族や身近な人からの唾液による感染を予防する
・家族のお口の中を清潔に保つ
・家族が正しい歯みがきの仕方や知識を得る
・定期的にフッ素塗布をする
これらの要素がとても重要なポイントとなってきます。
船橋森谷歯科クリニックでは、フッ素塗布や歯科衛生士による歯垢の染め出しをおこなっての歯磨き指導はもちろん、最新機種のエアフロー(着色汚れなどとてもきれいになります!)を使ってのクリーニングも行っています。
ベビーカーも入れる個室も完備していますので、小さなお子さま連れでも保護者のかたとお子さまが一緒に定期検診やフッ素塗布を受けることができます。
お気軽にご来院ください。
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