Director's Dental Blog
こんにちは!
森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
前回は正しい歯みがき法ということで、歯みがきする際のポイントなどをお話ししました。
歯みがきのポイントは、「持ち方」「当て方」「当てる強さ」「動かし方」の4つでしたね。
今回は歯みがきについてもう少し掘り下げてみます。
みなさん歯みがきはしていると思いますが、歯ブラシだけしか使っていない人が多いのではないでしょうか。
中には歯間ブラシやデンタルフロスも使用している人もいるかもしれませんが、大多数ではないと思います。
みなさん歯ブラシで歯を磨くとどれぐらいの汚れが落ちると思いますか?
80%ぐらいでしょうか?90%ぐらいでしょうか?
実は歯ブラシのみで歯みがきをした場合、全体の60%程度しか汚れは落ちていないといわれています∑(゚Д゚)
どうですか?
思ったより少なくないですか??
では残りの40%の汚れはどこに隠れているのでしょうか…?
それは、歯と歯の間です。
歯と歯は基本的には隣同士くっついていますから、そこまで歯ブラシの毛は入っていかないのです(T_T)
だから歯と歯の間の汚れはなかなか落とせません。
その汚れを落とすために歯間ブラシやデンタルフロスが必要になってくるのです。
お口の掃除は部屋の掃除と似ています。
部屋の掃除は掃除機で掃除をする人が多いと思います。
でもそれだけではピカピカにはなりませんよね?
例えば窓の桟の掃除は水をかけながら古い歯ブラシでゴシゴシしないと掃除機だけではきれいになりません。
窓ふきには雑巾を使います。もしかしたら乾拭き用にもう1枚雑巾がいるかもしれません。
部屋をピカピカにしようと思ったら、少なくとも掃除機と古い歯ブラシ、雑巾の3つが必要になります。もしかしたらそのほかにも何か必要なものがあるかもしれません。
そう考えるとお口の中の掃除も歯ブラシだけでは足りないということがわかっていただけると思います。
「ドラッグストアでうがい薬を購入して毎日うがいをしていますが、それだけではだめなのですか?」と聞かれることも結構あります。
どうですか?洗車するときにバケツで洗剤を混ぜた水をかけただけで車はきれいになりますか?
みなさんスポンジを使ったり、タイヤにはブラシを使ったりしませんか?
大まかな汚れはざっと流せば落ちるかもしれませんが、頑固な汚れはこすらないと落ちません。
歯の汚れは結構頑固にこびりついています。当然うがい薬でうがいをしただけきれいにはなりません。
機械的にこすらないと取り除けないのです。
部屋や車に多少汚れが残っていてもあまり問題にはなりません。
でも歯に汚れが残っているのは大いに問題になります。
なぜなら歯に残った汚れはばい菌の塊だからです(*_*)
残ったままにすると当然むし歯になるし、歯周病にもなります。
以前お話しした通り、むし歯や歯周病はとにかく予防が大切です!
お口の中を清潔に保つことのメリットってたくさんあります。
むし歯にならない、歯周病にならない、歯石がつかない、口臭予防、口内炎になりにくい、歯茎が腫れない、歯茎から出血しないなど、非常に多くのメリットがあります。
そしてそれはからだの健康にもつながります!\(^o^)/
「からだの健康はお口の健康から!」です!!
歯間ブラシやデンタルフロスの正しい使い方やちょうどいいサイズは歯医者さんでみてもらい、教えてもらうのがいいと思います。
歯間ブラシやデンタルフロスは理想的には毎日使ってください。
それが難しい場合は初めは3日に1回を目標にしていただくといいかもしれません。
そしてぜひ、デンタルフロスを通さないと気持ちが悪い!というところまでいってください。
そこまでいけばかなり汚れの取り残しは少なくなると思いますよ!がんばってみてください!
今回も新クリニック建設の進捗状況はすこしだけにしますね。
内装工事は着々と進んできています。各部屋に扉がついたりして部屋らしくなってきましたよ!
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎