Director's Dental Blog
公益社団法人 日本口腔外科学会認定医
公益社団法人 日本口腔インプラント学会会員
非営利活動法人 日本顎咬合学会会員
ILSC 即時荷重研究会理事
千葉県船橋市 森谷歯科クリニック院長
歯科医師 丸林浩太郎
こんにちは!
千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です。
前回に引き続き『大学病院と一般の歯科医院、歯の治療を受けるならどちらがいいのか?』という内容でお話していこうと思います。
≪関連情報≫前回のブログ「大学病院と一般の歯科医院の違いとは?歯の治療を受けるならどちらがいい?」
前回のブログで大学病院は専門性が高くなりやすいということもお話ししました。
それは大学病院の場合、保存科、補綴科、矯正歯科、口腔外科、小児歯科、麻酔科、放射線科、インプラント科など歯科の中でも細かく分かれているため、それぞれの内容に集中して研究、勉強しているからだと言えます。
一般の歯科医院の場合、“歯科”という大きな枠組みで治療を行うため、幅広い治療を行います。
大学病院は狭く深い治療、一般の歯科医院は広く浅い治療と言えるかもしれません。
しかし、一般の歯科医院でも例えば大学病院に長く勤務し、専門性を高めてから歯科医院を開業するパターンもあるので、一概には一般の歯科医院が浅い治療を行っているとは言い切れません。
そもそも一般の歯科医院と大学病院や市中病院は連携していることも多く、がんの治療や専門の器材がないと治療ができないなど一般の歯科医院では治療が難しい患者さまを大きな病院に紹介する仕組みができています。
よくあるのは親知らずの抜歯です。
「うちでは抜歯できないので大学病院に行って抜いてもらって下さい。」
というものです。
このように一般の歯科医院から大学病院に患者さまを紹介して、大学病院での治療が完了したら再度一般の歯科医院に通っていただくという流れが一般的です。
内科や耳鼻科、小児科などの医科と同様、歯科医院を選ぶ際に重要視するポイントは人それぞれです。
治療のレベルが高い、先生の説明がわかりやすい、何かあったらすぐ診てくれるなど、いろいろなポイントがありますが、通いやすいということも重要なポイントと言えます。
多くの大学病院は自宅から通いやすいところにはないことが多く、コンビニより多い一般の歯科医院は大学病院と比べると通いやすいと言えます。
誰もがレベルの高い治療を受けたいという気持ちを持っているとは思うのですが、すべてを満足することはなかなか難しいのだとも思います。
どちらで治療を受けるのが良いかは一概には判断できないということです。
一般の歯科医院はがんの治療や特殊な器材を使わないと治療できない場合などを除き、ある程度の疾患の治療は網羅していると思います。
なのでどちらで治療を受けるかは患者さま次第ですが、まずは一般の歯科医院を受診して、必要に応じて大学病院などの大きな病院を受診するかを判断してもらうというのがいいのではないかと思います。
大学病院に通うのは大変だし、面倒と言われる患者さまもいます。
千葉県船橋市の歯医者、森谷歯科クリニックでは、できるだけ患者さまが必要以上に時間を使わなくていいように、できる治療はすべて行うようにしています。
とくに親知らずの抜歯や歯列矯正、インプラント治療は大学病院に紹介するという歯科医院もまだまだ多いと思いますが、森谷歯科クリニックではインプラントのためのCT検査等も含め、できるだけ一つの医院で完結できるようにしています。
≪関連情報≫森谷歯科クリニックの診療科目についてはコチラ
大学病院と一般の歯科医院の違い、そして歯の治療を受けるならどちらがいいか?
〇〇市民病院などでは歯科口腔外科という科もありますが、入院患者さまの治療は行うが、一般の患者さまのむし歯治療や歯周病治療は受け付けてもらえない場合もあります。
結局どちらで治療を受けたほうがいいのかはその患者さまの歯の状態などによって変わってくるというのが結論です。
結局そんな結論かと思われる方もいるかもしれませんが、そういうことだと思います。
どちらで歯の治療を受けるのがいいかは一概には言えませんが、まずは一般の歯科医院を受診してから大学病院等を受診するかを考えるという流れのほうがいいということは言えます。
いかがでしたか?
前回から2回にわたり、大学病院と一般の歯科医院との違いについてお話してきましたが、参考になりましたか?
今後もみなさんの参考になるお話をブログでアップしていけたらと思います!
それでは!
公益社団法人 日本口腔外科学会認定医
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千葉県船橋市 森谷歯科クリニック院長
歯科医師 丸林浩太郎