Director's Dental Blog
こんにちは!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
前回はセラミックやジルコニア、そして最近のトレンド(?)のCAD/CAM冠などの白いかぶせものについてのお話でした。
今回は歯科治療でもいまだに多く使われている金属修復を考えながら、「金属アレルギーとメタルフリー治療」についてお話してみたいと思います。
歯医者さんのむし歯治療(主につめものやかぶせもの)ではいろいろな金属が使われています。
金、銀、銅、パラジウム、ニッケル、コバルト、クロム、亜鉛、インジウム…
これらの中のいくつかが混ざった金属(合金)が使われることが多いんですね。
とくに保険適用の詰め物(いわゆる銀歯)や入れ歯の金属製の“ばね”には金属アレルギーを引き起こしやすいパラジウムやコバルト、ニッケル、クロムが使われています(゚ω゚)
金属アレルギーは接触性のアレルギーなので、ピアスやネックレス、指輪などと接している肌が赤くなったり、水疱ができたり、じゅくじゅくしてきたりするのと同様に、お口の粘膜が赤くなったり、ただれたりなどの症状がでたりします。
そして近年その金属アレルギーの患者さんが増加傾向にあるんです!
一般社団法人金属アレルギー協会でもこの4種類の金属を『4大原因金属』として注意を呼び掛けています(・ω・)ノ
また、金属アレルギーの疑いがあった場合はどの金属に対するアレルギーなのかをしっかり把握しておくことが大切です!
わからない場合は皮膚科を受診して検査してもらうことをオススメします。
そこで最近では国としても歯科治療の方向性を金属を使わない『メタルフリー治療』に転換し始めているんです。
当然金属を使わなければ金属アレルギーにはならないわけなので、からだにとっては安心なことですよね!(^-^)
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでも『メタルフリー治療』を推奨しています(^-^)/
むし歯の治療はもちろん、もともと入っていた詰め物が取れてしまった場合や、これから入れ歯を新しく作りたいという患者さんにはできるだけメタルフリー治療のお話をするようにしています。
具体的には、小さなむし歯にはCR修復(光で固まる樹脂を詰める治療)、ある程度大きなむし歯にはCAD/CAM冠、ジルコニア修復、セラミック修復、入れ歯については金属製の“ばね”を使わないノンクラスプデンチャーなどです。
中でもCR修復は余計な部分を削らなくていいので、個人的には非常に推していきたいところです!
もちろん船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでも上記の治療すべてに対応していますので、お気軽にご相談くださいね!
ちなみにインプラントは金属製のスクリューを顎の骨に埋め込むのですが、チタン製ですので金属の中では最も生体親和性が高く、アレルギーを起こしにくい金属です。
またインプラントのかぶせもの(上部構造)には金属は使わず、ジルコニアを使用していますので、金属アレルギーの心配はありません。
アレルギーは一度発症してしまうと治癒が困難な場合も多く、悩まれる方も多いのが実情です。
初めから予防できることはしておくに越したことはないと思います!
みなさん素敵なクリスマスを過ごされましたか?
一気に年末モードに変わっていきますね!
カゼをひかないように気合い入れて大掃除に取り掛かりましょう!
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎