Director's Dental Blog
こんにちは!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
前回までは3回にわたり、歯ブラシとデンタルフロス、歯間ブラシ、タフトブラシなどの補助清掃器具の使い方や選び方についてお話しました。
今回はがらりと変わり、補綴物についての話をしたいと思います。
補綴物とはいわゆる詰めものやかぶせもの、入れ歯のことです。
とくに今回は白いかぶせものの材質についてお話したいと思います(^.^)
“白いかぶせもの”というと最初に思い浮かべるのは、セラミックのかぶせものではないでしょうか?
セラミックのかぶせものははっきり言ってきれいです!(^-^)
“でも欠けてしまう可能性かがある”というところで大きな力がかかる奥歯には若干の不安が付いて回っていました(歯医者さん的には)。
そこで出てきたのがジルコニアです!
セラミックは歯のエナメル質とほぼ同じ硬さです。
ジルコニアは種類によって多少の差はありますが、エナメル質の2~2.5倍の硬さがあります。なのでジルコニアのかぶせものは欠けたりすることが極めて少ないんです。
そしてセラミックとジルコニアはどっちがどっちか区別がつかないくらいきれいです(°▽°)
どちらも保険が適用されない治療ですので、金額としては保険のかぶせものと比べると高くなります。もちろんそれだけの価値があると私は考えています!
とくにジルコニアはきれいで丈夫なので非常にいいものとだと思います!
数年前まではセラミックが主流でしたが、今はジルコニアが主流となってきています。
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでは、白いかぶせものの説明をする場合は必ずセラミック、ジルコニアのかぶせもの話をします。
患者さんからは、「保険適用の白いかぶせものはないんですか?」と聞かれることもしばしばあります。
実は保険適用の白いかぶせものもあります。それがタイトルにあるCAD/CAM冠というものです。
キャドキャム(キャドカム)冠と読みます。これはレジンというプラスチックとセラミックが混じった材料です。
レジンがプラスチック、セラミックは茶碗だと思っていただければイメージしやすいと思います。CAD/CAMはプラスチックと茶碗の中間ぐらいの材質です。エナメル質の3/4ぐらいの硬さです。
CAD/CAM冠は保険が適用されるにはされるんですが、条件があり、現時点ではCAD/CAM冠で治療できる歯とできない歯があるんです。またお口の状態によって同じ歯でもできる人とできない人がいるんです。どんな条件かは長くなるので割愛しますが…(^^;)
色も限られているので、自分の歯にピッタリの色ではなかなかできないというのが現実です。
セラミックやジルコニアのかぶせものはできる限り自分の歯に近づけた色でつくることが可能です(^-^)
時間の経過による変色についてもセラミックとジルコニアは変色はしないと考えていいと思いますが、CAD/CAM冠は徐々に変色してきてしまいます。
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでは、その患者さんのお口の中を診てどの補綴物がいいかを相談しながら治療方針を決めていきます。
どの材料、治療にもメリットデメリットがあります。
治療に正解はありません。
結局どの材料、治療法を選択しても、その後むし歯、歯周病にならないようにすることのほうがもっと重要です。
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでは目先の未来ではなく、10年後、20年後、そして30年後の未来を見越した治療法をご提案するようにしています。
患者さんにもそういった意識で歯の健康、からだの健康をお考えいただけたら嬉しいですね!
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎