Director's Dental Blog
こんにちは!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
前回は「歯垢とプラークと歯石」についてお話しました。
今回は『むし歯や歯周病は感染するのか?』という内容でお話ししていこうと思います!
むし歯や歯周病の原因は歯垢です。
その歯垢は食べカスではなくバイ菌の塊っていうお話は前回のブログの通りです。
お口の中にはすごい数のバイ菌がいます。
でもそのバイ菌、どこからやってくるんでしょうか?
考えたことありますか?
当たり前ですが、何にもないところに急にバイ菌が湧いて出てくるわけではありません。
実は生まれたての赤ちゃんの口の中にはむし歯や歯周病の原因菌はいないんです!(°▽°)
ではどこから来るのか…?
実はむし歯や歯周病のバイ菌は感染するんです!((((;゚Д゚))))))
どのように感染するかというと、一番多いのは「親子感染」です!
親から子へうつるんです!
例えば親が使っているスプーンで赤ちゃんにご飯を食べさせたり、同じ箸を使ったりしてませんか?
そこでうつるんです!
もちろん同じスプーンや箸でも洗って使えばいいわけですけど、毎食そうもいきませんよね。
赤ちゃんにご飯を食べさせるときには親が使っている箸とは別の箸を使うのがいいんです。それもなかなか大変なんですけどね(^^;)
熱いものをふーふーして冷ましてお子さんに与えることもあるかと思いますが、それでも唾液が飛んで感染するとも言われているんです!
ちなみに赤ちゃんがかわいくてチューをしてしまう親御さんも多いと思いますが、お口にチュッとしても移ってしまう可能性があるんですよ!
なので感染の多くは親から子へ起こるということです。
これは接触感染なので、風邪やインフルエンザのように咳やくしゃみなどでは感染しません。
また3歳ぐらいまでにむし歯や歯周病の原因菌がお口の中に定着しなければその後はむし歯や歯周病にはならないと言われています。
感染経路はおわかり頂けたと思いますが、その他にも気をつけたいことがあります。
それは大人も口の中のバイ菌を減らす努力をするということです!
大人の口の中にバイ菌が多くいたら子どもたちに移してしまう可能性も上がってしまいますからね!
もちろんむし歯があれば治療しておくことは言うまでもありません。
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでは小児の予防歯科はもちろん、生まれる前から予防歯科を取り組む「マタニティ歯科」にも力を入れています!
親子感染の中でも母子感染が最も多いため、赤ちゃんが生まれる前から気をつけるべきポイントをアドバイスいたします!
症状なく顎の骨を溶かしながら進行する歯周病は人類史上最も感染者の多い感染症です!
むし歯、歯周病はとにかく予防が大切です!
しかし残念ながらバイ菌は目には見えません。むし歯がなくてもバイ菌が感染している前提で歯磨きをしっかりして、またお子さまにはしっかり仕上げ磨きをしてあげてください!
大切なお子さまに自らのバイ菌をうつさないことはお子さまに幸せな未来を授けるための方法の一つだと思います!
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎