Director's Dental Blog
こんにちは!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
前回、前々回は有紀子先生が『よくある子どもの歯ならびの悩みやその原因』などについて書いてくれました(^.^)
今回はお口の中のことではないのですが、私たちが歯科治療を行う上で切っても切れない、非常に重要なポジションを占めている分野についてお話していこうと思います。
歯科のX線検査(レントゲン検査)についてです。
最もよく撮影されるレントゲンとしてはお口の中のすべての歯が写すことができ、全体の状態を把握したいときに撮影するパノラマレントゲン、歯1本1本の細かい部分まで診査したいときに撮影するデンタルレントゲンが代表的です。
他にも歯の矯正治療で顎や頭の骨の状態を分析したり、確認するときに撮影するセファロレントゲン、インプラント治療などで顎の骨の厚みや幅、骨の質などを精密に診査したいときや上顎洞炎(いわゆる蓄膿症)の診断をしたいときなどに撮影する歯科用3次元CT(CBCT(コーンビームCT))、顎の関節(顎関節(がくかんせつ))の動きや形態を確認したいときに撮影する顎関節パノラマ、その他副鼻腔を中心に診査したいときに撮影するP-A法、過剰歯の位置を確認したいときに撮影する咬翼法など、実はいろいろなレントゲン検査があるんです(*_*)
今回はその中でも近年全国の歯科医院で普及率が徐々に上がってきている『歯科用3次元CT』についてお話したいと思います。
普及率が上がってきているといっても歯科用3次元CTの普及率は10%程度ですΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでも歯科用3次元CTを導入しています(^^)b
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの歯科用3次元CTはデジタルレントゲンのため、撮影の際の放射線被ばく量が非常に低く抑えられ、撮影時間も20秒もかからないぐらい短時間で撮影できます。
CTを撮りに行くことだけのために大きな病院に行くことを考えると、すぐにその場でCTが撮れるということは患者さまの時間的負担や精神的負担、時間的負担はほぼゼロにできると言ってもいいと思います。
また画像も1~2分で3次元に構築されるため、私たち歯科医師も3次元CTを撮影することに対するハードルがグンと下がりました。
ではなぜ歯科用3次元CTが有用なのか。
それは歯科用3次元CTにはほかのレントゲンにはない、まさに次元が違う圧倒的な情報量が得られるからです。
3次元CT はあらゆる方向から画像(つまり顎の骨)を切断し、その断面を見ることができるんです!
どういうことかというと、顎を縦に切ったり横に切ったり、斜めに切ったりできるわけです。
つまりX軸、Y軸、Z軸で切断でき、それぞれの角度も自由自在に設定し断面を確認することができるんです!
そして画像自体も従来のレントゲンより細かい部分まではっきり確認することが可能です!
それは正確な診断に繋がります。
とくにインプラント治療では骨の幅や厚み、骨の質を診断して、植立するインプラントの太さや長さを決定し、それをどこにどれぐらいの深さでどれぐらいの角度で埋入するかを決定していきますので、インプラント治療においては歯科用3次元CT検査は必須です。
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでは、撮影したレントゲン画像を全ユニットに設置してあるタッチペン式のモニターに映し出し、画像に直接ペンで線や図を書き込みながら、患者さまに視覚的にもわかりやすく説明しています(^-^)
いまだ10件に1件ほどしか普及していない歯科用3次元CT。
今後もっと普及して、より正確な診査診断ができ、患者さまにより質の高い治療を提供できるようになっていくといいですよね!
今回は歯科用3次元CTについてお話しました。
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎