Director's Dental Blog
こんにちは!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
前回は『仮歯の役割』についてのお話でしたね。
今回は『フッ素』です。
以前にもフッ素についてはこのブログでお話したことがありますが、今回はフッ素の“濃度”についてです。
おそらく多くの方は「フッ素を歯に塗ると歯が強くなってむし歯になりにくくなる」ということはご存知だと思います。
そして、ほとんどの方が歯みがきをするときには歯磨き粉(歯磨剤)を使用し、そのほとんどにフッ素(フッ化物)が配合されています。
現在市販の歯磨剤の7~8割程度にフッ素が配合されており、歯の強化に一役買っています(^.^)
でも「とりあえずフッ素が入っていればいい」というものでもないんです(゚∀゚)
実はフッ素には“濃度”があり、濃度が低いものからものすごく濃度が高いものまであるんです。
そしてそれぞれ用途が異なっているんです!
フッ素の濃度はppm(1ppm=0.0001%)という単位で表されます。
市販の歯磨剤のフッ素配合のものでも配合されているフッ素の濃度はいくつか種類があります。
500ppm、950ppm、1450ppm…
歯医者さんに置いてあるフッ素はなんと9000ppmです(@_@)
どのように使い分けるのでしょうか?
使い分けのポイントはおもに年齢です。
ざっくり分けると小学生未満、小中学生、大人といった感じです。
具体的に適切なフッ素の濃度は、
・小学生未満(~6歳ぐらい、乳歯列(永久歯が生えていない年齢)):500ppm
・小中学生(6~15歳ぐらい、混合歯列(乳歯と永久歯が混合している年齢)):950ppm
・大人(15歳~、永久歯列(乳歯がすべて永久歯に生え変わっている年齢)):1450ppm
です。
濃度9000ppmのフッ素は歯医者さんが歯の乳歯から永久歯への生えかわりの時期や生えて間もない永久歯に塗布するものです。
もちろん森谷歯科クリニックにも濃度9000ppmのフッ素があります(^-^)b
特にお子さまの患者さまには定期的な塗布をおススメしています(^。^)
さすがに9000ppmは濃度が高すぎるので、3か月に一度程度、歯医者さんで塗ってもらうぐらいでいいです。
その他のフッ素濃度500ppm、950ppm、1450ppmのものなら毎日の歯みがきで使用すると効果が高いと思います。
もちろん適用年齢はしっかり守ってくださいね。
フッ素配合の歯磨剤はむし歯予防にとても効果が高いと思います。
フッ素配合の歯磨剤を毎日の歯みがきで使用し、3か月に1回の頻度で歯医者さんに定期検診に行き、そこで濃度の高いフッ素を塗ってもらうと鬼に金棒ですよね!
また、船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックは2020年8月に厚生労働省から「かかりつけ歯科医機能強化型診療所」に認定されたため、本来保険が適用されないフッ素塗布を保険適用内で受けることができます\(^o^)/
むし歯や歯周病は予防が本当に大切です。
適切な時期に適切な濃度のフッ素をしっかり作用させ、歯を強化してむし歯を徹底的に予防していきましょう!
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎