Director's Dental Blog
こんにちは!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックの院長丸林浩太郎です(^o^)/
6月に入り、森谷歯科クリニックでも訪問歯科診療を始めました(^.^)
前回はその訪問歯科診療についての内容でした。
今回は『歯にはむし歯になりやすい時期がある?フッ素塗布はいつから?』というタイトルです。
歯の豆知識として頭に入れておいていただくときっと予防や歯科医院の早期受診につながるのではないかと思いまして(^ ^)
タイトルにもあるように『むし歯になりやすい時期』についてですが、まずはむし歯の特徴からお話ししたいと思います。
むし歯になりやすい部位は次の3つです。
・歯のかみ合わせの面(溝やくぼみ)
・歯と歯の接している面(歯の横の面)
・歯と歯茎の境目
ここをしっかり歯みがきをして、汚れ(歯垢)を落とせればむし歯はかなりの確率で予防ができると思います( ̄+ー ̄)
これは子どもの歯でも大人の歯でも同じです。
また、これにプラスして歯と詰めものの境目も非常にむし歯になりやすいんです( ゚д゚)
一度むし歯になって詰め物で治療した場合、再びむし歯になってしまうことってありますよね?
これを二次う蝕というのですが、歯と詰め物との境目は二次う蝕になる確率が非常に高いんです。
むし歯を削って詰め物をすればもう大丈夫!と思ったら大間違いです!(`・ω・´)
ではむし歯になりやすい時期についてお話していこうと思います。
むし歯になりやすい時期はズバリ6~12歳です!
これは歯が乳歯から永久歯に生え変わる時期だからです。
実は歯は生え始めてすぐは歯の組織が幼弱で、その後2年ぐらいかけて成熟していきます。
そのため、その間は酸に対する抵抗力が弱く、むし歯になりやすいんです!
6~12歳に乳歯が永久歯に生え変わるので、この時期にむし歯になりやすいのは永久歯です。
では乳歯の生え始めの時期はどうなんでしょうか。
乳歯はだいたい6~9か月ごろから生え始め、2歳半~3歳ぐらいで生えそろいます。
乳歯も永久歯と同じように生え始めてからしばらくは組織が幼弱です。
なのでその時期はやはりむし歯にはなりやすいといえます。
しかし、そもそも6~9か月の赤ちゃんはお口の中にむし歯の原因菌が定着していなかったり、むし歯になりやすい食べ物を食べることが少ないため、そのころにむし歯ができていることは滅多にありません。
むし歯予防には歯医者さんでフッ素を塗る、これは間違いなく効果がある方法です。
これはとくに歯の生え始めの時期から歯が成熟するまでの間、定期的に続けることが大切です!
ではそもそもむし歯になりにくい乳歯の生え始めの時期にもフッ素を塗ったほうがいいんでしょうか?
答えはイエスです!
歯は生え始めの時期が最もフッ素を取り込みやすく、フルオロアパタイトという丈夫な組織になりやすいんです!
なので、そもそもむし歯になりにくい乳歯の生え始めの時期とはいえ、永久歯に生え変わり終わるまでは10年ぐらいかかりますので、乳歯を硬く丈夫な組織に強化することはその後のむし歯予防を考えるととっても有効なことなのです!
船橋駅近くの歯医者、森谷歯科クリニックでは「0歳でも歯が生えてきたら定期的にフッ素を塗って強い歯にしましょう!」というお話をよくします(^。^)
フッ素を早い時期から定期的に塗って強い歯をつくり、むし歯をしっかり予防していきましょう!
今回は『むし歯になりやすい時期とフッ素塗布』についてお話ししました(^-^)
それでは(^-^)/
森谷歯科クリニック 院長 丸林浩太郎